陸の孤島と化した新浦安の状況(続報)

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陸の孤島と化した新浦安の状況(続報)

液状化現象に襲われた新浦安の様子は昨日、『戦場と化した新浦安、液状化現象進行中』で紹介したが、昨日はまだ少し出ていた水道も完全に止まってしまい、上下水道とも断水となった。本日、予定していた計画停電は幸い行われなかったが、京葉線、武蔵野線とも終日運休となり、残された東京方面への唯一の交通手段となる東西線も列車数が大幅減となっている。

また、車での移動も残っているが、地震により石油精製能力にまで影響があり、近隣のガソリンスタンドも閉鎖。ガソリンまで手当できない状況だ。まさに浦安は陸の孤島と化している。

飲み水がないというのは案外まだ何とかなるもので、事前に準備していた非常用の飲料水や給水車からの補給などで対応できる。ガスも電気も使えるため、料理も作れない訳でもないが、排水が流せないので、野菜も洗えない。作れる料理もレンジでチンというものに限られてしまう。

しかし、何にまして頭が痛いのが、トイレが使えないということだ。近くの避難所となっている小学校やマンション内にも仮設トイレは設置されているが、数に限りもあり、各家庭で簡易トイレを設置するようマンションに案内が貼られていた。

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実際に使ってみた。外の仮設トイレに並んでということに比べると楽は楽だ。しかし、1回、2回ならまだしもこの先、下水道の復旧の目途はたたず、これがずっと続くかと思うと、やはりストレスは溜まる。当然、東北地方の被災地の方に比べれば文句は言えないが、正直しんどい。

それが、有難いことにというか、おかしなことに浦安を出て、江戸川区にまで行くと普通に水が使え、トイレも使える。16年前の阪神大震災の際も神戸市内はあれだけ大変だったのに大阪まで行くと普段の日常の日々があったことにショックを受けたのを思い出した。あの当時はこちらの苦労に引き換え、のうのうとした大阪市内の雰囲気に腹立ちを感じたが、今回は逆にすぐ近くに水もトイレもある地域があることに感謝した。自分一人なら腹も立ったが、家族、特に小さな子供のことを考えると本当に助かったと感じた。という訳で、昨日は、船堀の健康ランドに行き、熱い湯船につかり、久々に髪も洗い、さっぱりさせてもらった。宴会場ではカラオケを歌う人もおり、私も冷えた生を頂き、本当に日常の世界であった。

そして、また、非日常の新浦安に帰ってきたが、まだ、こちらは日常に戻れる目途は一切立っていない。

電力不足も節電するしか当面の対応策はないだろうから、電車の運行制限なども続き、通勤もままならない日々が続くだろう。仕事の話になるが、我々のレアメタルの需要家工場などへも原料の確保、電力不足、製品の搬送など影響が出てくることが心配だ。

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