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レアメタル商社マンのブログです。昨年はみんなの党から国政を、現在はシンガポール起点にロシア、中国、日本を飛び回り、日本の資源確保を目指しています!
『知っておきたい放射能の基礎知識』
原子炉の種類や構造、α・β・γ線の違い、ヨウ素・セシウム・ストロンチウムまで/齋藤 勝裕著/サイエンス・アイ新書 /ソフトバンク クリエイティブ
残念なことに今や日本人にとって、ほぼ毎日目にするこの放射能問題。ただし、正確に放射能とは何ぞえ!?と答えられる人は少ないのではないか?
5月末のモスクワ出張の際に成田で、『知っておきたい放射能の基礎知識 原子炉の種類や構造、α・β・γ線の違い、ヨウ素・セシウム・ストロンチウムまで (サイエンス・アイ新書)』という本を買ってみた。
”放射線の種類から核分裂反応まで基礎の基礎をしっかり学ぶ!”
”ベクレルとシーベルトはそれぞれ何の単位?”
”放射能・放射線・放射性物質の違いは?”
「放射能」について、正しく理解しよう!という背表紙に釣られ、手に取ってみたが、これがなかなかわかり易い。しかもオールカラーで図面も多い。かつ適度に玄人っぽい雰囲気もある。← これ結構大事^^;
基礎の基礎である放射能・放射性物質・放射線の違い?から始まり、第2章で原子核、第3章は原子核反応、第4章が核融合と核分裂、第5章は原子炉の原理、第6章が原子炉の実際、第7章が原子炉の種類と問題点、そして、第8章が放射能汚染事故というように福島原発で起きた事故内容をきちんと説明するために第1章から7章まで私も含め理系初心者でもついてこれる内容で基礎知識を順を追って解説し、第8章で集大成として、スリーマイル島、チェルノブイリ、東海村臨界事故、もんじゅ事故、そして福島第一原発へと突き進んでいく。
通常、この手の本は空港で勢いで買うことには買うが、結局出張中には読まず、つまり帰国後も読まないというケースが多いが、この本は違った。何と!この1か月の間に二回読んでしまった。
福島原発についてきっちり理解したい方には是非お勧めです!