日欧米、中国レアアース輸出規制、WTO提訴へ!

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中国レアアース規制、日欧米WTO提訴!


13日に日本政府は、米国、EUと共同でWTOに対し、中国政府がレアアース輸出を不当に規制していると提訴した。中国政府が60日以内に日欧米と協議で解決できなければ、紛争処理小委員会での審査に入るとのこと。2月1日付で『中国レアメタル輸出規制、WTO敗訴!』という記事を書いたが、今度はハイブリットカーやハイテク製品などで広く使われているレアアースで日欧米が足並みを揃えてWTOに提訴した形だ。(前回のはマグネやシリコンなどのレアメタルも入っていたが、あまり主要なレアメタルは含まれていなかった!)

中国政府は早速、レアアースの輸出規制は自国の産業保護のためではなく、資源保護と環境保全のためでWTOルールに則ったものとのコメントを出したが、自国の産業保護、海外からの技術移転を狙ったものであるのは明らかだ。

今回の政府の動きは評価できるも(こういうのって、民主党政権だからなのか?それとも優秀な経産省の官僚によるものなのか?どっちだろう!?)、問題は果たしてWTOで中国が敗訴したといって、簡単に輸出制限を取り下げるのか?ということだ。 レアアースと言っても実際にはネオジウム、サマリウム、ディスプロシウム、セリウム、イットリウムなど多くのメタルに分かれるが、中国の輸出制限(10年後半に4割削減とかよ!)により多くのメタルの価格が10倍になった。正しくはメタルそのものの価格値上げ以上に中国国内の価格に輸出に当たって必要となる輸出ライセンスの価格が暴騰した。たとえば、メタルそのものの価格はキロ5ドルなのが、輸出ライセンスがキロ50ドルして輸出価格がキロ55ドルとかあり得ない話だ。中国国内ではキロ5ドルで手に入るのが輸出市場では10倍以上となる。

これに対し、今まで日本のレアアース需要家の多くは歯を食いしばり、国内での生産に固執してきたが、電力足らない、電気も高い、法人税も高い、人口も減っていく、円高も止まらない、規制も多い国内での6重苦に愛想を尽かし、最大のレアアース生産国であり日本の技術を喉から手が出る程欲している中国(実際には手どころか?何まで出ている?)に移転しようとしている。

これを何とかするのは政治の仕事だろう!と思うが、左右バラバラ言いたい放題、政局第一で結局何も決めれない民主党政権には期待はできない・・・・


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Category: レアメタル
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