日本のレアメタル備蓄

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目指すは四次元ポケット的レアメタル国家備蓄!!


国家備蓄を充実させる!ということは最近も政府から聞かれるが、いったいどうすることが「国家備蓄を充実させる」ことになるのだろう?

まず、量については、当然多いに越したことはない。考えうるべき必要量以上の量があれば、量もオープンにして、日本がそれだけ備蓄しているのであれば、そこを突いても痛くはないか・・・と思わせることが出来るだろう。

例えば、小麦でも石油でもレアメタルでも年間需要の5年分を備蓄で持っていれば、さすがに5年分持っている相手に対して、それをネタに強請ろうとは思わないだろう。

ただし、そういったレベルの備蓄を持つにはお金がかかるし、5年経てばもう使えない(食べれない)と言った弊害もあり、現実的ではない。

となるといったいどの程度の備蓄を持つべきか?備蓄量=日本が輸入できなくなっても大丈夫な期間に使う量と考えるべきだろう。別の言い方で言うと、どこかの国が領土問題他を理由に日本向け輸出を止めたとしても、その間毅然たる態度を粛々と通すことが出来る期間(=ケンカが出来る期間)に必要とする量である。

いったいどのぐらい日本はケンカが出来るだろう?

ちなみに日本政府のレアメタル備蓄は、ニッケル、クロム、タングステン、コバルト、モリブデン、マンガン、バナジウムの7品種+最近増やしたインジウム、ガリウムの9品種となっているが、目標備蓄期間は2ヶ月分しかない。つまり、今の備蓄制度では2ヶ月しかケンカできないということだ。しかも、今回問題となった希土類は対象品種に入っていない!つまり、今回の騒動では結局、日本側は2ヶ月どころか1週間分も希土類備蓄はなく、まったくケンカできる状態ではなかったのである。(完全に民間企業が持つ在庫しかなく、それが今や日本の生命線と言ってよいであろう・・・)

このように現在の備蓄制度の問題点としては、

  ① 備蓄量が圧倒的に足らない。
  ② 備蓄品種が、これまた足らない。

という非常に心もとない状況である。

必要なのは、ドラエモンの四次元ポケットのようにいくらでも、どんなものでも必要な時には出てくるであろうと周囲に思わせることである。極論を言うと、実際に出てくるか?どうか別にして、出てくるぞ!出せるぞ!のび太君!とジャイアン、スネオ他に思わせることが最も大事である。

以上の①/②が、現在の日本のレアメタル備蓄の根幹的な問題点であるが、それ以外にも運用上の問題など多数あり、これはまた次回紹介したい。

ということで、誰かドラえもんを発明してくれないか!?と思うが、願わくは、アップルでもサムスンでもなく、ソニーかパナソニックなどが発明してくれることを節に願っています。

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Category: レアメタル

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