『TPPは国を滅ぼす』 小倉正行、宝島社新書、農業どうなる?

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TPPについて考えたい⑤
『TPPは国を滅ぼす』小倉正行、宝島社新書



TPP参加へのスタンス ★★★★★

この本で、TPP関連本の5冊目となるが、だんだん洗脳を受けてきたのか?TPPに参加するととんでもないことになってしまうのでは!?と思ってしまう。特にこの『TPPは国を滅ぼす』は、綿密なデータに基づき、TPPに参加すると日本の農業は壊滅的打撃を受けてしまうと主張している。





第一章 : TPPとアメリカの思惑
第二章 : 推進派と反対派の暗闘6カ月
第三章 : 犠牲にされ続けた日本の農業
第四章 : TPPで日本はこうなる
第五章 : TPPと日本農業の両立はあり得ない
第六章 : 国会でどのように議論されたのか




例えば、米の9割、牛肉の7.5割、豚肉の7割が輸入品に置き換わり、酪農、小麦などはほぼ壊滅するとある。
日本の米価格が10kg3200円とすると、10kg800円の輸入米がスーパーで売られることになる。品種的にコシヒカリと同等とすると外食産業や冷凍食品などの加工用食品のコメは確実に輸入米に置き換わる。← さらに牛丼なんか安くなるのか?もういいよ。このぐらいで!って思うけどね。あるいは”国産米使用!”とかが売り文句になるのかな?ちなみに外食などの業務用と加工用の米で、消費量の53%を占めているので、これだけで国産米の半分は輸入米に置き換わるとある。

では、一般家庭ではどうだろう?味が変わらなければ、圧倒的に安い輸入米を購入する比率が高くなり、最終的に米の9割が輸入米に置き換わることになると主張する。

国産米が駆逐されると、水田がなくなる。東京、大阪、埼玉、千葉県の総面積152万6600ヘクタールに匹敵する耕作放棄地が生まれることになり、水田の保水機能が失われ、水資源の問題まで出てくる。

これ以外にも酪農や水産業でも同じようなデータを基にTPPに参加すると大変なことになる!

 - ヒジキ(私はあんまり好きじゃないけど): 100%輸入ヒジキへ!
 - ワカメ    : 93%が輸入ワカメに!
 - こんぶ    : 70%
 - 干しのり   : 68%
 - ウナギ    :64%
 - サケ・マス類 :63%
 - ホタテ    : 58%

タラ、アジ、イワシ、イカ・スルメ、サバ、カツオ・マグロ・・・と続く。

そして、追い打ちをかけるように食品添加物の認可の問題、毒素条項(ISDS条項)、医療の自由化などで畳み掛け、もうTPPなんてあり得ないよな!?と思わせるに十分な内容だ。

しかし、そのデータは果たしてどうなんだろう? そろそろTPP賛成の人の主張も聞いてみたい。



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Category: 書評

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