さぁ、帰るぞ!

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さぁ、帰るぞ!

今、成田への帰国便を待ちながら、この記事を書いている。
どこに出張へ行っても、帰国便を待つ時ほど、心安らぐ時はない。今いるのはモスクワのシェレメチボ空港だが、先月モスクワに来た時から、新しいターミナル(Terminal D)を使うようになった。従来のターミナル2(現在は、Terminal Fだったかな?)は、薄暗く何やら収容所にいるようで、まだまだ社会主義の国という雰囲気満点であったが、この新しいターミナルにいると、「果たしてここはロシアなのか!?」と思わせられる。ついついロシア=どことなく暗く抑圧されたというようなイメージが出来上がっているんだろう。

私が初めてモスクワに来たのは1995年の5月のことだ(もう15年も経ったことに驚きと少々、年を取ったと感じさせられてイヤな気にもなる・・・)。神戸の地震が起こったのがこの年の1月で、そのまま大学は休校となり、試験もないまま自動的に4回生になれたのだが、いったん休学し、1年間モスクワに留学することになった。(留学費用も含め、生活費全般を親の仕送りで行かせてもらったので、両親にはほんとに感謝している。この場を借りて、お礼言いたい。)

当時のモスクワと今のモスクワを比べると全く別の街のようである。と、書くと少し大げさであり、実際に住んでいるのは、酒好きで陽気(ロシア人は陽気な人が多いんです!暗そうなイメージありますが)、かつ極めていい加減で、順番は守らないロシア人であることは変わらないが、当時のロシア人はまだソ連崩壊による物質的な損失と心の痛手を負っていた気がする。それまでは人々の暮らしは質素でも、アメリカと世界を二分して冷戦をやってきたというのは、ロシア人(ソ連人)としては誇りに思っていたはずだが、それがゴルバチョフが出てきて、何やらグラスノチやペレストロイカやわめいている内に冷戦は終わり、ソ連までなくなってしまった。そしてやってきたのは、ソ連を構成していた各共和国の独立(これはエリツィンは後で悔やんだのではと思う。)やハイパーインフレでの物不足、いたるところで行列という現実であった。

それに対し、今のモスクワは資源インフレの恩恵もあり、活気にあふれている。街を行きかう車もいかつい高級車が多く、レクサスなどは日本より多いんじゃないか!?と思う程である。巨大なショッピングセンターも至る所にでき、本当にモスクワは豊になったと思わせられる。当時はまともなものを買おうと思ったら、モスクワの中でも行く店が限られていたのがウソのようだ。

さて、それ以降、多くのロシア人と触れ合う機会があったが、ロシア人というのは、調子がいい時はとことん強く、全く妥協はしない。一方、困った時はとことん弱く、どんな条件でも(ちょっど大げさ)丸呑みする。今はまさにとことん強い時期であり、北方領土問題でも過去の日ソ共同宣言も無効である!という意見まで出るぐらいである。今、思うとエリツィン時代のロシアがまだ困っていた=何でも丸呑みする(?)時代に北方領土問題を解決できなかったことが悔やまれるばかりである・・・

とは言え、諦めるのはまだ早い。近いうちにまたロシアが困る時代は必ずくるはずである(根拠は別にして)。その時に備え、日本として北方領土問題をどう解決するのか?の戦略をきっちり練っておくべきである。ただし、いつまでも4島返還のみに拘り続ければ、既にロシア人が60年住み続けた島々をそう簡単には返さない。どこまで妥協をすることができるか? 日本国民をどう納得できるか?そして、返還後の日露関係がどうなるのか?を政治家は考え、準備しておくべきである。(当然、やっているものだと信じたいが・・・)

というようなことを考えていたら、やっと搭乗が始まりそうだ。いつも思うが、どうして搭乗の始まる前から行列を作り、順番待ちをするのだろう?座れないことはないのに!日本人に限らないが、列があれば、並ばないと気がすまないww 特に日本人は!

さぁ、最初に言ったように帰国便に乗り込む時こそ、出張の最大の安らぎの時である!(?)

はぁ、疲れた。さぁ、帰ろう!


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Re: さぁ、帰るぞ!

応援してないですけど、頑張ってください!

no name #- | 2011.03.28(Mon) 17:12 | URL | EDIT

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